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教養として観るべき名作映画

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映画には大勢の人たちの思いが込められている。
単に娯楽として楽しむだけでなく、
この映画は何を伝えようとしているのか?このシーンは何を伝えようとしているのか?
と、もっと深い視点で、作品に込められた思いを感じながら観ることで、
心の感受性や洞察力が磨かれ、映画をより一層楽しむことができる。


映画界の漢たち

映画界には名立たるいい男たちがいるわけだが、
中でもわたしはスティーブ・マックイーンとアル・パチーノが特に大好きだ。
彼らはまさに「男が惚れる漢」ではなかろうか。
言葉では言い表せないほどの漢のオーラが彼らからはにじみ出ている。
ここではそんな彼らの出演作品の中でも特にわたしが好きな映画を紹介しておく。


戦時中の収容所での集団脱走を描いた映画。
「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」と称されている。
この作品は当時のオールスターと言われるほど、名立たる男たちが勢ぞろいしているわけだが、
わたしはその中でも、マックイーン演じるバージル・ヒルツという一匹狼に魅了された。
彼は過去に何度も脱走を繰り返しており、群れずに一人行動を好む男だった。
しかし、目的が同じとなれば先陣を切って一人外の世界へ脱走し、
外の情報を中に捕らえられている仲間に教えるためにまた戻ってくる。
そんな孤高で勇敢な彼の背中にわたしは惹かれたのであろう。
戦争映画について語るのは難しいのであまり多くは語らないが、
わたしはこの映画の男たちに敬意を表する。


超高層タワービルの大火災を描いた映画。
本作品はパニック映画の中でも最高傑作と評されているらしい。
マックイーン演じる消防隊の隊長と、
ポール・ニューマン演じるタワービルの設計者の二人の漢による救出劇が展開される。
欲望に溺れた哀れな人間の有様と、誠の信念を貫く漢の生き様を描いている。
パニック映画の醍醐味であるハラハラドキドキはもちろんのこと、
そこにはあらゆるメッセージ性が込められている。
わたしは作中のマックイーンとニューマンの二人の男気に魅了された。
自他限らず真に人を救うことができるのは、やはり真に誠を貫く者だけだとつくづく思わされる。


言わずと知れた有名なギャング映画である。
アル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネの男気に惚れる。
三部作になっているが、2と3はまた別の意味で素晴らしい作品である。
2、3ではコルレオーネ一家がいかにして生まれたか。
そしていかにして滅んでいくか。仁義と暴力の葛藤を見事に描写している。
アル・パチーノファンとしては、暴力の愚かさに支配され、
苦しみの連鎖に堕ちていくマイケルを見るのが心苦しくもある。


こちらはヒューマンドラマである。
盲目の退役軍人を演じるアル・パチーノの演技が素晴らしい。
ある日、彼は姪一家が旅行へ出かけるということで、
その間のお世話のアルバイトに来た一人の学生と出会う。
それぞれが自分の中に持つ心の葛藤と闘っており、
二人は共に過ごす中で、互いの葛藤を打ち砕くために奮闘しながら絆を深めていく。
わたしはこの映画で好きでたまらないシーンがいくつもある。
特にラストシーンのアル・パチーノのかっこ良さと感動と言ったらもう鳥肌ものである。
人間の弱さと強さ、己の保身や欲望に振り回されず、誠の信念を貫く力の強さを学んだ。


こちらは社会派ドラマである。
アメリカのタバコ産業の不正を告発したTVプロデューサーと、
不正をリークした大手タバコ会社副社長の物語を描いた実話を基にした映画である。
「知りながら害をなすな」という言葉があるが、我々はあらゆる壁に阻まれ、
悪いとわかっていても厳しい現実に負けて流されてしまうことがある。
彼らはそんな現実に屈することなく、犠牲を払ってでも誠の信念を貫いた。
ラストシーンのアル・パチーノの背中はまさに「背中で語る漢」の象徴である。
その背中がかっこよすぎて何度巻き戻ししたことか―。


ヒューマンドラマ

ヒューマンドラマとは人間ドラマのことを言う。
人々の心の交流や、主人公の人生や生き様にスポットを当てた作品が多い。
特に作品に込められた思いが強く、人として学ぶことも多く、大いに感動させられる。
それは時に優しく、時に激しく、観る者の心を揺さぶる。


殺人の冤罪によって投獄された銀行員が、
腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生き抜いていくヒューマンドラマ。
数々のレビューサイトで絶賛され、素晴らしい評価を受けている。
本作品ではどんな苦境にも負けずに希望を持ち続け、力強く生きることの素晴らしさを学んだ。
モーガン・フリーマン演じるレッドの哀愁漂うキャラクターがなんとも好きだ。
ラストシーンの二人の抱擁は本当に感動ものである。
男の再会に言葉はいらない。その姿が熱い思いと感動を物語っている。
エンドロールと共に心が洗われるような清々しい感動がある。


反アパルトヘイト運動に取り組み、
南アフリカ共和国の大統領となったネルソン・マンデラと、
同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描いた作品。
反体制活動家として27年もの間投獄されていたにも関わらず、
復讐よりも和解と許しに努めたマンデラという男の偉大さに感服した。
リーダーとは何か。人を導く者に必要なのはやはり誠を貫く不屈の魂であった。


天才的な頭脳を持ちながら、幼い頃に負ったトラウマから逃げられない一人の青年と、
最愛の妻に先立たれ、失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ。
最初はぶつかり合うも、互いに心に深い傷を持っていることを知り、次第に打ち解けていく。
マット・デイモン演じるウィル・ハンティングと、
ロビン・ウィリアムズ演じるショーン・マグワイアの心のやり取り。
彼らの苦悩や心の葛藤に胸が締めつけられるような思いになり、心を動かされる。