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自己啓発に関するおすすめの本

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「読書は最高の自己投資」で述べた自己啓発の本質を踏まえた上で、
わたしが悩みを解決するきっかけになった本や、学ぶことの多かった本を紹介する。


「自己啓発病」社会~「スキルアップ」という病に冒される日本人~

本書は、様々な自己啓発本やビジネス本が流行して発祥した「自己啓発ブーム」がもたらした弊害、
「ゆがめられた自助」による自己本位のスキルアップの追求、それがもたらした共同体の破壊や、
格差の拡大による「あきらめ感」の蔓延など、あらゆる社会問題の根本として自助論の誤りを指摘している。

自助とは己が勝つため、己の幸せのため「だけ」に自分を磨き、己を助けることではない。
そこに他人を蹴落としてでも自分が幸せになろうとする誤りが生まれるわけだ。
真の自助とは己を打ち負かそうとする敵に絶対に負けないため、
そして負けそうな他者を助け導くために自分を磨き、強くなることを意味し、
己を助ける力がそのまま他者を助ける力にもなり、それが返って来て己を助けることにもなる。
互いが助け合う関係にあり、己と他者を同時に助けることのできる力のことを言う。
それが自助の本質であり、共同体としての本来在るべき姿なのである。
「自分のため」と「他人のため」は両立するのだ。

現代社会においても、日本は「形」としては民主主義国家とされているが、
その実態はとても民主主義とは言えない現状にある。
本書の中で著者はこう述べている。

日本においては、民主主義とは自己統治であり、
統治される者は同時に統治する者であるということが理解されていない。
そして、民主主義の名の下に民主主義とは反対のことをやっているのだ。
つまり、国民は「国はなんとかしてほしい」とお願いするだけの、
「要望主義」になってしまっているのであり、
これに対して政府は「なんとかするから、全部俺たちにまかせると言ってくれ」
という「請負主義」になってしまっているのが実情なのだ。
こんなものは自己統治でもなんでもなく、民主主義とは呼べない。

と、本来国民の意志を受け継いでその代表として政治家が政治に取り組むことで、
国家一丸となって民衆の意志をもとに政治を行っていくべき民主主義の姿が、
国民の代表である政治家と国民の間に大きな壁ができ、
国の問題を政治化のせいにし、無関心で文句ばかり言う国民や、
国民の意志を無視し、自らの地位や名誉、保身のために嘘偽りや問題ばかり起こす政治家が生まれ、
その壁が負の連鎖で肥大化していき、民主主義が崩壊しつつあるわけである。
その根本的原因は誰がどうとかいう問題ではなく、一人一人が自分の問題としてとらえなければならない。

本書はその他にもあらゆる社会問題を取り上げており、
著者独特の鋭さで現代のあらゆる社会問題の根底を追求し、ぶった斬っている。
ゆえに我々が暮らす社会において、何が原因でこのような社会問題が生まれ、
どこを変えていけばその問題を根本から解決できるのか、
その根底の部分を明らかにし、我々に訴えかけている。
自分のため、そして他者や社会のために何をすべきか考えさせられる。

誰かの都合によってつくられた「公認の社会」に踊らされることなく、
国家や社会の支配がなくとも、人々の暮らしに自然的に根づく「真実の社会」を生きるためにも、
自分磨きに取り組む際、「自助力」という自分磨きの本質を見誤らないためにも、
是非とも読んでおきたい本である。


日本人改造論~やさしさってのは“教養”なんだ~

本書は、ビートたけし氏がたけし調全開で、突き抜けられない現代人とおかしな社会を斬りまくる。
セコくてかわいい日本人、つらいと逃げちゃう日本人、すがりついちゃう日本人。
世間や周りの目ばかりを気にし、くだらないプライドにすがりついて殻にこもっちゃう現代人。
今の時代、たけしのようにありのままの「精神のフルチン」をさらけ出せる日本人がどれほどいるだろうか?

女性の皆さん、ちっちゃい男の薄っぺらい「やさしさ」に騙されていませんか?
でっかい男の、本物のやさしさ、わかりますか?
本当の優しさってのは偽善や上っ面のテクニックでは誤魔化せない、
人間の本質的なところ、教養にこそあるのだとたけしは言う。
わたしもまったくもって同感である。世の女性はつまらん男に騙されすぎだ。

人は皆、真っ当な部分とバカヤローの部分を兼ね揃えている。
純粋に100%真っ当な人間なんているのだろうか?
純粋に100%バカヤローな人間なんているのだろうか?
自分は100%善人だと思っているならバカヤローであり、
自分は100%悪人だと思っているならそれもまたバカヤローである。
人は皆、真っ当でもありバカヤローでもあるのだ。
嘘偽りなくありのままにバカヤローらしく真っ当に生きようではないか。

変なプライドなど捨てて、開き直って自己肯定さえできれば楽になるのだ。
臆病者の殻を破って、突き抜けることができれば日本人の持つ力は凄いものがある。
自分に何もない人間に限って金や地位やプライドにすがりつく。困ったものである。
そういった中身のない人間が上辺の力を身につけ、社会のトップに君臨すると大変である。
気づいた人間が立ち上がらないといけない。手遅れになってしまう前に。


目に見えないけれど、人生でいちばん大切なこと~凡事徹底~

本書は、日本ではじめて無農薬リンゴの自然栽培に成功した木村秋則氏と、
掃除を通して社員の心を育て、より良い社会づくりに貢献してきた、
イエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏の対談本である。
本書は題名の通り、わたしたちが普段の生活で忘れてしまっていること、
目に見えないけれど、人生でいちばん大切なことを思い出させてくれる。
冒頭の二人の言葉が印象的だったのでここに引用させて頂く。

人生の「答え」は、落とし物といっしょ。
探している時には見えなくて、
あきらめかけた頃、
ひょいと見つかるんですね。―木村
大切なのは、「答え」があると信じて、
探し続けること。
笑われてもいい、失敗してもいい。
努力をやめない生き方です。―鍵山

一見対照的に見える言葉だが、
その真意こそ「目に見えないけれど、人生でいちばん大切なこと」を象徴している。
探している時には見えないけど、答えがあると信じて探し続けるからこそ、必ず答えにたどり着く。
自分はその答えをどこかに求めて探していたけど、その答えは自分が気がついていなかっただけで、
はじめからここにあったんだと、様々な試練や過程を得てはじめて気がつく。
あたりまえのことなんて何一つない。あたりまえのように過ごしている日常の些細な一つ一つの出来事の中に、
本当に大切なことを見つけて大切にしていく。それができない自分の心の曇りが迷いを生んでいるわけだ。
そんな自分自身の心を見つめなおすきっかけになるだろう。


人生を変えるメンターと出会う法~自分の磨き方、高め方~

本書は、自分磨きの根本として、人生を導いてくれる師を持つことの大切さ、
そしてその師からどのように学び、関係を築き、自分や身の回りの環境を変えていくか、
そしていかにして師を超えていくか―。
理想の自分になるための自分の磨き方、高め方についてのガイドブックなるものだ。

人は生きていく中で、あらゆる人の影響を受けながら生きている。
ゆえにどんな人と関わっていくかは非常に重要なポイントとなっていく。
人はほんの些細な「縁」によって人生が大きく変わると言っても過言ではない。
それほど人との出会いや付き合いは大切なものであり、一期一会が宝なのだ。
ゆえに付き合う人を選ぶ上で、人を見る目を養うことが大切となってくる。

環境が人を育てるとはよく言うが、その環境をつくるのもまた人である。
ゆえに良い環境に身を置き、また自分自身で良い環境をつくっていくことが大事である。
環境と人、どっちが先とかそういう問題ではなく、環境も人も前後左右もなく、
環境が人であり、人が環境なのだ。全ては一心同体のものとしてつながっている。
ゆえにいかにして自分自身を変えていくか、というのが最大のポイントなのだ。